~友人のおばちゃんへ捧ぐ~
2018年暮れ、8gi-studioの応援団でもあったKさん(通称;おばちゃん)が急逝された。鎌倉へいらっしゃる直前だったのでとても残念だった。
享年62歳、謹んでお祈り申し上げます。
<KY-K & KT-N house project>
その後・・・壁の一部を黒板にして思いっきり落書きを出来るように提案し、施主自ら塗ってもらった。なかなかの出来ばえだ!空間もグッと締りイイ感じ!早速Yちゃん、アンパンマンを描きはじめ、そのうしろ姿がかわいい!
先日、ママ友会を催したところ(子供含め総勢12名)居心地が良かったのか?お昼~夜9時まで居たそうだ。今まではファミレスに行ったり(幼児同伴だと長居出来ず)、カラオケボックスで集まることもしばしばだったらしい。それでも子供達が騒ぐので長時間は居られないそうだ。KT-K &
KT-N邸、ママ友達によって新たな使い方を見つけてもらったようで、嬉しい限り!なんと、それから毎週末遊びに来るママさんもいるらしい。
<KY-K & KT-N house project>
2018,1月末ついに完成!
いよいよ2世帯住居がスタートした。今回は住みながらの工事だったので、お施主さんも、工事関係者も色々気を使いながら、時にはストレスを抱えたりと大変な4ヵ月半だった。既存の住宅を改修するに当たり、多くが一度引っ越して空の状態で工事をするが、今回は主に若夫妻が暮らす2階のエリアを中心にリノベーションしたので1階に住みながらの工事になった。
ただ今回のポイントは、親夫妻とは16年前に一度やっているので意思の疎通は出来ていたが・・・親夫妻、若夫妻4人それぞれの意見をまとめる作業にエネルギーを使った。完成後住み始めてから、特に若夫妻から多くの感謝のお言葉をいただき、そして子供たちがぐるぐる駆けずり回る姿を見てホッとした。
<KY-K & KT-N house project>
最後の味付け!
8gi・studio恒例の施主自ら塗る、珪藻土壁塗り作業開始。最後に手形、足形を付けて完成!
家は買うものではなく、自ら作るもの!を少しでも実感して欲しいとの思いから、毎回壁塗りはお施主さんに行ってもらっている。
今回の家主Y君は16年前中学生だった、その時の壁塗りは面白くなかったらしいが、今回はとても面白かったと。やはり当事者ともなると関わり方も違って積極的になったのだと思う。
そんな彼を見てお父さんのK氏(16年前の家長)も、とても嬉しそうな顔をしていた。2代に渡って大切なものが受け継がれたような気がする。
<DK-h project>
昭和33年に建てられた住宅の
リノベーション。
いよいよ、2017年11月初旬着工の運びとなりました!
解体後の天井の梁を見て一同納得。D夫妻は構造が露わになった空間の迫力に圧倒され、しばし天井を眺めていた。
この住宅は、木と土と竹とワラで出来た家なので人が住む空間としては最高の場所である。新建材だらけの現代の住宅を見慣れている所為か、とても新鮮で気持ちが良い!
<KY-K & KT-N house project>
2017年11月K邸(2001年完成)のRe-make工事
いよいよ、佳境に入ってきました。
<KY-K & KT-N house project>
続きまして1998年に設計した住宅K邸(2001年完成)のRe-make。
先日、K邸のお嬢さんの家(KT&M house)
が完成し、それに呼応するかのように、今度はその弟さんからである。
ダブル2世代にわたっての設計依頼、冥利に尽きます。
特筆すべきは、お嫁さんからの強い希望もあって、2世帯同居となりました。とても珍しいケースですので、自然と力が入ります。
16年前の自分との勝負!はたして如何になりますでしょうか?
<KT&M house>
いよいよKT&K house,完成の運びとなりました。
今回は、施主ならびにその家族たち自ら珪藻土の壁を塗ったりしたことが住まいは買うものでなく、造るものなんだ!という実感を得たようで、家作りがこんなに楽しいものだったんだとあらためて思ったそうです。
新築でありながら、古材を集めて建具を作ったり、廃棄されたタイルを貼りあわせSKを仕上げたりと、手づくり感満載の家となった。
勢いついて塀までもSelf build !
<homify(Belrin)>
ベルリン発の建築&デザインのスタートアップカンパニー「homify」。
そのWEBサイトに作品が紹介されました。
https://www.homify.jp/professionals/462635/8gi-studio
<KT&M house>
低コストで、クオリティーの高い住宅を目指す!
をテーマに一年半掛けて取り組んできた住宅が、いよいよ着工の運びとなりました。
いつも、納得の行く施工業者さんを探すのが一苦労ですが・・・、今回も同じ状況でした。
それでも、ジーと辛抱強く待ってこられたお施主さんのご理解があって、良いご縁が生まれました。
これから、工事に向けてとても楽しみです。
2016年8月
音楽家・役者・現代美術家たちが集まり「日本国憲法を考える」と題して、一日限りのイベントが行われました。
~改憲派、護憲派どちらの考えの方もこの機会に一度あらためて見つめ直してみては?~との主旨で行われる。
ヒグマ春夫氏、倉重光則氏、十河雅典氏、等々現代美術の方々の作品が一同に会する、またとない機会となりました。 [展示]11:00~19:00( 無料)
会場:ストライプ・ハウス・スペース(旧ストライプ・ハウス美術館)
東京都港区六本木5-10-33 TEL:03-3403-6604
日時:2015年7月24日(金)[ライブ]19:00開演(30分前会場)
「art EXPO NEW YORK 2015」出展
KEMU-NI-MAKUシリーズ(すくらっぷ Art)
期間:2015年4月23~26日
会場:Pier94
第50回「 神奈川県美術展」
「 Re-make 信長‐Ⅱ」入選
展示会場:神奈川県民ホール 横浜市中区山下町3-1
展示期間:第一期 2014年10/5(日)~12(日) 10:00~20:00 最終日14:00まで
工芸なのか?何なのか?どう評価してよいものか?
今回公募展の審査に関わった方々を悩ませてしまった。
「現代アーティスト名鑑」
(Le Livre des Artistes contemporains)
仏語版に「Re-make 信長」掲載
La Gazette des arts 社 2014年春発刊
KEMU-NI-MAKU-Ⅲ
Ⅱ)上海 Shanhai Art Fair 2014,11/13~16 「KEMU-NI-MAKU」出展
Ⅲ)上海画廊 2014,10/8~11/6 同上出展
第22回国際平和美術展に「光秀ーⅡ」出展。
国内展:京都市美術館 2014,7,16(水)~20(日)
海外展:ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)
UNESCO - Paris
パリ本部 2014,10,23(木)~29(水)
主催:I・P・A実行委員会
後援:ユネスコ日本政府代表部、広島市、長崎市、京都府、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
「Fountain Art Fair NY 2014」に出展
KEMU-NI-MAKU(スクラップ・アート)
会場:NY市25番街レキシントンアベニュー68
スポンサー:NY Art, The Art Dossier, MANA, Hotel Lincoln
期間:2014年3月6~9日
<古民家再生プロジェクト第2弾完成>
Si10HY house 2013,12月完成
築100年を超す農家の家。
「先祖から受け継いだ財産を自分の代で無くしたくない」との思いから実現したプロジェクト。
「古き良き物」がなかなか残って行かない現実の中で幾つかの奇跡的な出会いがあって生まれた建物です。
御施主さんからの厚い信頼とご理解、職人としての誇りと粘り強さを持った大工さん、ならびに、それを支えた工務店のスタッフの方々・・・等々。
デザインのポイントとしては、
それまで天井裏で陽の目を見ることの無かった小屋梁など、新規の建材では醸し出せない構造の持つ力強さを強調し、空間のダイナミックさを表現してみた。
ヨコハマのアートフェア
「YOKOHAMA ART DEPARTMENT #03」
に出展。http://www.yokohama-art-department.com/
会期:2013年9月22日(日)12:00 ~18:00
会場:ヨコハマ創造都市センター
2013,9,22無事終了いたしました。
大勢の方々にお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
今回は、スクラップアート Mos-1(蚊取り線香)も数点展示してみましたが
これらに対する嬉しい評価も頂き、今後の励みになりました。
「現代アーティスト名鑑」
(Le Livre des Artistes contemporains)
に「信長」掲載
La Gazette des arts 社(仏語版)より2013年秋発刊
「国際平和美術展に "信長" 出展」
[国内展] 東京芸術劇場(西池袋)
会期;2013/6/27~6/30
[海外展]ウクライナ芸術家協会展示館(キエフ市)会期;2013/9/25~9/28
おかげさまで デザインフェスタvol.37 無事終了いたしました。
多くの方々にお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
数々の励ましのお言葉をいただき、今後の励みにもなりました。 2013,5,20
<<昭和の技と古ラボする!>>
デザインフェスタ2013 vol.37に出展
(4F,H-25~26 暗いブース)
2013年5月18(土)~19日(日)
東京ビックサイトにて開催
ヨコハマ ハンドメイド・マルシェ2013に出展
2013年5月25(土)~26(日)
パシフィコ横浜 Dホールにて開催
ブースNo.D-31,32
ホコリまみれになっていたスチールの事務椅子。
解体してみると、今では見ることのできない昭和の匠の技が一杯詰まっていました。
板金の曲げ加工技術+型抜の技!
さらにキャスターのプラスチック+ゴムのハイブリッド加工など
目を見張るものばかり、そんな彼らの仕事に敬意を表しながら、出会えた家具達に、また新しい息吹を込められたらと思います。
<古民家再生プロジェクト第2弾スタート> | |||||||||
2013年1月23日現場着工。 | |||||||||
今回の依頼主は | |||||||||
2009年、古民家再生プロジェクト第1弾(Si10 house)の現場を見ていただいた方でした。 | |||||||||
最初に物件を拝見させていただいた印象は、立派な小屋梁が随所にあり | |||||||||
構造の持つ迫力は圧巻でした、前回同様、何としてもこれらを残さなければと感じました。 | |||||||||
依頼主も同じ思いで、紆余曲折がありましたが、ぶれることもなく何とかここまで来ました。 | |||||||||
しかしフタを開けてみると、柱、土台は直接 束石に乗っていてほとんどの柱が傾き、土台も腐っていました。 | |||||||||
耐震補強を考えるならば基礎を作ってそこに土台を乗せるしか方法はない。 | |||||||||
となると建物全体をジャッキアップさせ・・・・気の遠くなる作業を覚悟せねばなりません! | |||||||||
予想通り、ほとんどの工務店が全て取り壊し新規に建て直す方がいいだろう! | |||||||||
との回答だった。 | |||||||||
しかし、これ以上スクラップ&ビルドを繰り返すのは、何としても避けたかったので | |||||||||
我々の考えに賛同してくれる工務店は現れないものか? | |||||||||
と必死に出会いを求めました。 | |||||||||
そして、やっと我々の思いを叶えてくれるところが見つかりました。 | |||||||||
工務店のスタッフは皆若く やる気満々で前向きだった。 | |||||||||
米澤工務店、彼らの今後に期待します。 |
<<役目を終えた家具たちを甦らせよう!>>
デザインフェスタ2012 vol.36に出展
今回のデザインフェスタvol.36では多くの方々にお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
「これまで座るだけの用途として頑張ってきた椅子たちに、全く違う意味合いを持たせよう」との思いではじめたプロジェクトでしたが多くの方々のご賛同を頂き大変心強く思いました。
重ねて御礼申し上げます。
また、今回の収益金の10%を東日本大震災で被災した岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)地区の復興支援プロジェクトの事業費に寄付させていただきます。
これまで建築を通してボランティアで復興支援に関わってきましたがこの地域に関しましては未だ 何一つ進んでいない状況です(2012年7月現在)。
今後、国や県、自治体に頼るのではなく自ら復興しようと立ち上がった「越喜来復興委員」の方々と一緒に歩んで行こうと思っています。
<<役目を終えた家具たちを甦らせよう!>>
デザインフェスタ2012 vol.36に出展
もう一花咲いてもらいたい椅子として
小学校で使われていたパイプ椅子があります。
清楚で決して派手な場所へは出てこない椅子でしたがもっとおしゃれしてみては?
との思いで着飾ってみました。
どんな第2の人生が待っているか楽しみです。
2012年5月 ビールケースで造る綿羊小屋 計画案
岩手県大船渡市三陸町越喜来地区
津波で流され雑草が生え放題になった土地に綿羊を放牧しそれを食べてもらい、さらにその光景が癒しの効果をもたらすだろうとの願いを込めての事業がはじまった。(NPO法人リグリーン主催)http://www.re-green.jp/
そこでその綿羊を収容する為の小屋が必要となり
レゴブロックのように既存のビールケースを積み重ねて造るものを提案。
現地では建設作業者がほとんど確保されないため素人でも可能な工法とした。
綿羊は6月末から放牧された。
2012年4月 Petとの癒しの空間 計画案
岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)地区
かつて避難所で野良犬の子供が生まれ被災者の皆さんがとても癒された
とのこと。よってこれからもPetとのふれあいの場が必要となった。
さらに、ここは主人のいなくなったPetを保護する場としても活用したいとのこと。
眼下に三陸の海を望む高台に建設し、ここから津波で流され荒れ果てた土地の雑草を食べてもらう綿羊の放牧も眺めることができる。
2011年12月 コンテナを使用した仮設集会所 設計案
岩手県大船渡市三陸町越喜来地区に建設予定だった集会所。
住民の意向により60名収容の集会所が必要とのことで企画した。
ところが、役所の指導によりコンテナを使用して不特定多数の人々が
使用する施設は許可できないとのことで見送りになった。
2011年9月 コンテナを使用した仮設診療所の待合室 設計案
宮城県南三陸町の仮設診療所に併設する予定だった。
患者さんの多くは遠くから受診に来ても外廊下で数時間待つこともしばしば、
受診後もバスが来るまでさらに待たされるという状況下でとても不自由を感じていた。
それらを踏まえてローコスト、短納期を考慮したコンテナ使用の待合室を企画してみた。
建設資金の方はアメリカのNPO団体Afhの支援を受け実現する方向であったが・・・・。
病院側の都合により建設は見送りになってしまった。
冬場に向け一刻も早く仮設でもいいから待合室を創るべきではなかったか?
5月のはじめ、宮城県の被災地を訪問した際
仮設住宅の建設がなかなか進まないとの声を受け設計したものです。
中古のコンテナを使用することによりエネルギーの削減、
さらに屋根を緑化し暑さ対策を考慮、
工期短縮、ローコスト、豊かで楽しい空間、をコンセプトとしました。
また従来の長屋形式型仮設住宅にないプライバシーの確保と
コミュニティーが生まれやすい空間ができたのでは?
5月末、数箇所の自治体を訪問し提案したところ、
「過去の実績は? 供給能力は? かかる費用は?撤去の際の事は考慮済みですか?・・・等々
さらに2階建ての仮設住宅は過去に例が無いので心配。」とのご意見を頂きましたが・・・・。
被災地の方々の希望が沸くような自由で楽しい仮設住宅があっても宜しいのではないでしょうか?